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平成22年度機械工学科
各賞受賞者一覧

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平成22年度 日本機械学会三浦賞受賞者からのメッセージ

日本機械学会三浦賞を受賞して
       機械創造システム工学コース 高橋 智則 

 この度は日本機械学会三浦賞という名誉ある賞をいただき、光栄に思います。研究に対する姿勢が評価され、このような形で学生生活を締めくくれる事を大変嬉しく思います。この受賞は、興味深い研究テーマを与え、終始熱心にご指導してくださった岡田達也教授をはじめ、多くの方々の協力が無ければありえなかった事です。この場を借りて御礼申し上げます。
 私は、学部では機械工学の基礎を学び、研究室に配属されてからは「4H-SiC単結晶内部に形成するフェムト秒レーザ誘起周期構造」というテーマで研究を行いました。内容は半導体材料で、かつ、透明材料でもあるシリコンカーバイド(SiC)の内部にフェムト秒レーザを照射し、形成させた周期構造を透過型電子顕微鏡で観察を行うというものです。この研究で分かったことは多くありませんが、この分野に貢献できたことを嬉しく思います。
 今では非常に面白いテーマだった事が分かりますが、研究をスタートした当初は分からない事ばかりで、今思い返すと、分かっていないことにも気づいていないような状態でした。しかし、先生や先輩方から助言を頂いたり、同輩との議論を繰り返したりしているうちに分かることが増え、徐々にではありますが、研究を進めていくことが出来ました。極々一部の、限られた現象ではありますが、今まで誰も知らなかった事を知ることが出来るという生活は、とても楽しいものでした。非常に有意義な時間を過ごせたと思います。そして気づけば、学会発表を7回も行えるほどの成果を出すことが出来ていました。誰の協力が欠けても、これだけの成果を出すことは不可能だったと思います。
  博士前期課程終了後は就職することが決まっています。これまでに身に付けた知識、技術をもとに、一人前の技術者を目指し、少しでも社会に貢献できるよう、今後も努力を続けていこうと思います。

平成22年度 日本機械学会畠山賞受賞者からのメッセージ

「日本機械学会畠山賞を受賞して」
       機械工学科 柏木俊紀 

 この度は、日本機械学会畠山賞という名誉ある賞を頂き、大変光栄に思います。私がこのような賞を頂けるとは思ってもいなかったので、受賞の報告を受けた際には非常に驚きましたが、大学生活の四年間の努力が評価されたのだと考えると非常に嬉しく思います。今日の私が在るのは、偏に私自身の努力のみによるものではなく、私を支えてくださった皆様のおかげであると思っています。私は、健康な体を授けてくれた両親をはじめ、いつでも悩みを聞いてくれた友人、また、ご丁寧なご指導を承りました諸先生方や諸先輩方、共に学生生活を楽しんだ仲間などの多くの人に支えられ、大きく成長することができました。大変感謝しています。
 四年次に流体機械研究室に配属され、一年間を通して研究を行ってきました。研究を主に行う四年次の学生生活は、講義を主体とする三年次までの学生生活と大きく異なり、初めての研究作業に戸惑うことばかりでした。実験結果が思うように得られなかったり、考察をうまく行えなかったりと課題に行き詰まることがありました。しかし、その度に先輩の温かいご指導があり、また、諦めることなく努力した結果、何度も乗り越えることができました。一年間の研究生活を立派なものにできたと思います。
 私は、来年度から一社会人としての人生を歩むことになります。大学生活で学んだことを活かすことはもちろん、この受賞を誇りに思い、自信にして生きていこうと思います。社会人として生活する中で、幾度となく大きな壁にぶつかることがあると思います。その度に考え、人間として、また、エンジニアとして大きく成長しながら乗り越えていきたいと思います。将来は自ら切り開くものである。この気持ちを忘れずにこれから生きていきたいと思います。
 最後になりますが、機械工学科、流体機械研究室のさらなる発展を期待しています。

平成22年度 日本機械学会畠山賞受賞者からのメッセージ

日本機械学会畠山賞受賞にあたって
       機械工学科 稲岡 定 

 この度は名誉ある「日本機械学会畠山賞」を受賞させていただくことになり、大変光栄に思います。卒業時に大学4年間で自分がしてきたことに対して、このような形で過大な評価を頂くことができ、とても嬉しい思いでいっぱいです。このような素晴らしい賞を頂くことができたのも、熱力学研究室指導教員である末包哲也教授をはじめ、機械工学科の先生方ならびに研究室の皆様のおかげであると深く感じております。
 思い起こせば、徳島に来てはや4年の月日が経ちました。入学当初は、新たに始まる大学生活に胸ふくらませていたのと同時に、知らない土地での一人暮らしで分からないことも多く、悪戦苦闘しながら日々生活を送っていたように思います。しかし、レポートの作成やサークル活動等、様々な活動を通してたくさんの仲間を作ることができ、共に協力し合うことで非常に充実した大学生活を送ることができました。辛いとき、苦しいときに支えてくれた両親や友人には本当に感謝しています。4年生になってからは、熱力学研究室への配属も決まり、「Co-injectionによる安定型CO2地下貯留手法の開発」と言う研究テーマの下、日々研究に励みました。末包哲也教授や先輩方に支えていただきながら研究を行っていくことで、研究に取り組む姿勢など数多くのことについて学ぶことが出来たように思います。また研究を通して、自分で考え実験を遂行する力を身につけることができ大きく成長することができたと思います。
 私は4月から社会人になりますが、新たな挑戦の連続です。大学で学んだことを活かすことはもちろん、畠山賞を受賞したことを忘れることなく自信を持って生きていこうと思っています。社会に出れば困難なことがたくさんあると思いますが、大学生の頃を思い出して反骨精神で何事にも取り組んでいきたいです。
 最後になりますが、機械工学科のますますのご発展を願っています。

平成22年度 三木康楽賞受賞者からのメッセージ

三木康楽賞受賞によせて
       機械工学科4年 原田 紘輔 

 この度は三木康楽賞という栄誉ある賞をいただき、光栄に思います。4年間自分が取り組んできたことがこのような形で評価されたことに、大変感謝しております。今回このような賞をいただけたのは、私自身の力ではなく、ともに勉強に取り組んだ仲間、厳しくご指導してくださった先生方、また経済的、精神的に支えてくれた両親のおかげであると思います。この場を借りて感謝の言葉を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。
 研究室での1年は、4年間の大学生活の中でも最も密度の濃い、充実した1年であったと思います。私は4年次に材料強度学研究室に所属し、「カルボキシル基終端処理を施したダイヤモンド薄膜を利用したバイオセンサの開発」という題目で研究を行いました。この研究ではCVDダイヤモンド薄膜にカルボキシル終端処理を施し,グルコースオキシダーゼを固定化させたダイヤモンド電極に電気化学測定を行います。一年間の研究を通して,薄膜を作製する際に導入するボロン濃度が高いほどグルコースに対する感度が高くなるということが分かりました。これまでの3年間と異なり、研究室では「自ら調べ、自ら学ぶ」ということが求められます。何でも他人に教えてもらえるわけではないということに、厳しさも感じましたが、自分で何度も考えることで研究の理解度も深まり、自分自身も成長することができました。1年では研究しきれなかったことや、学びきれなかったこともあり、まだまだ研究をしたいという思いはあります。しかし、仲間と励ましあい、力を尽くした思い出は、一生の思い出となると思います。
 私はこの春から長かった学生生活を終え、社会人となります。これまで学んだことを生かし、この賞に恥じぬ人間になれるように、日々精進していきたいと思います。

平成22年度 三木康楽賞受賞者からのメッセージ

三木康楽賞を受賞して
       機械工学科 法貴 雄介

 この度は三木康楽賞という大変名誉ある賞を頂き光栄に思っています.徳島大学に入学し,機械に関する様々な内容を学習することができました.時には,難しいと思う内容もありましたが,熱心な先生方の授業により勉強を苦と感じることはあまりありませんでした.そして,やはり友人の存在が勉強をがんばる支えとなったことは間違いありません.まわりががんばっているから自分もがんばらなければならないと感じ,お互いに高めあいながら勉強に励みました.遊ぶ時には遊び、バイトをやるときは一生懸命働きました.下宿での一人暮らしもいい経験となりました.いろいろな経験を重ね,どこか人間的にも成長できたような気がします.
 4年になると,前々から興味があった流体機械研究室に配属され,「高粘度流体の管路内流れにおける圧力損失と粘度低下」に関する研究を行いました.本研究では,実験装置を一から作ったため,初めはわからない事だらけで大変苦戦しました.途中では何をしていいかわからず,悩むこともありました.しかし,院生の先輩と共に協力しながら実験装置を完成させ,知識を蓄えていきました.大変だと思うこともありましたが,一から始めたことでわかったことも多かったように思います.1年間の研究で感じたことは,まわりと協力することが大きな力となる.そして,研究と向き合い,納得するまでよく考えなければならないと感じました.大学院に進学すれば研究室に後輩ができ、先輩として研究を進めていかなければいけません.今まで先輩に教わったことを生かしながら研究を進めていく力をつけていき,社会でも活躍できる技術者になります.
 最後に,この場をお借りして大学生活において共に頑張った友人,そして御指導いただいた先生,先輩方に感謝の意を表したいと思います.大学院に進学してもこのような名誉ある賞を受賞できるよう一生懸命努力します.

平成22年度 三木康楽賞受賞者からのメッセージ

「三木康楽賞受賞にあたって」
       機械創造システム工学コース 藤原 靖史

 この度は三木康楽賞という名誉ある賞を受賞させて頂き,大変光栄に思います.そして,徳島大学で学んだ6年間の締めくくりに,このような評価をしていただけた事に大変感謝しております.
 私は大学院2年間において「突起列による平板境界層の乱流遷移」という題目の研究に取り組んできました.研究内容は三次元突起を横に複数並べた突起列による乱流遷移過程を調べることです.このような流れ場は,我々の身の回りでも多数存在しています.具体的には,都会のビル群における流れ,パソコン内のファンによる内部流動や航空機の翼上に付着した虫や埃の背後の流れなどが挙げられます.それぞれの突起の背後には,乱流くさびと呼ばれるくさび型の乱流領域が発生します.隣り合う突起から発生した乱流くさびは下流で干渉します.そして,乱流くさび同士が干渉した直後の突起間中央の位置では突起母線上の位置よりも乱れがかえって強まる領域が存在することが過去の研究で分かっていました.そこでこれについてさらに詳しく調べるために,突起母線上と突起間中央の二つのスパン方向位置における乱流量の測定を行い,考察を行いました.
 大学院2年間において研究成果を日本機械学会年次大会や日本機械学会流体工学部門講演会やニュージーランドで開催された国際学会などで発表を行いました.学会で発表を行うために計画的な実験計画を作成し,発表では全ての方に理解していただけるようなパワーポイントの作成に心がけ,学会での発表を通して自分自身のスキルアップができたと思っています.
 最後になりましたが,熱心に日々指導をして頂いた一宮先生、ならびに研究室の諸先輩,後輩方々,そして6年間何不自由ない生活環境を与えてくれた両親にこの場を借りまして厚く御礼申し上げます.

平成22年度 日亜賞受賞者からのメッセージ

日亜賞を受賞して
       機械工学科 鷲尾和也 

 この度,日亜賞という名誉ある賞を頂き,大変光栄に思っております.徳島大学に編入学し2年間が経ちましたが,大学という新たな環境の下,勉学や研究に励んできた結果をこのような素晴らしい賞の受賞といった形で評価して頂けたことを大変嬉しく思います.このような評価を頂けたのも,ともに勉学や研究に励んだ友人やこれまで育ててくれた両親、また親身になってご指導して下さりました先輩方や先生方のおかげです.これまで私を支えて下さりました全ての方々に心より感謝し,また私自身今後はより一層精進してまいりたく思います.
 2年間を振り返ってみますと,講義や研究,またサークル活動などに時間を追われるうちに大学生活はあっという間に過ぎてしまい,気付けば卒業を迎えようとしています.4年生となった今年度は,福富純一郎教授、重光亨講師が率いる流体機械研究室に所属し,二重反転多翼ファンの性能と内部流れに関する研究を行いました.二重反転多翼ファンとは,送風機等に広く使用される多翼ファンに,回転方向の異なる二つの羽根車を採用し,羽根車回転数を抑えつつより高い送風機圧力を得ようとする従来にない遠心ファンであり,これまでに前例がないために非常にやりがいを感じる研究でした.なかなか思い通りに研究が進まず,研究することの難しさを痛感することも度々ありましたが,そのたびに問題点を探し,原因を特定した上で解決策を実行するといった一連のプロセスや,実験結果や解析結果から得られることを深く考察する論理的な考え方など多くのことを学び,これまでに研究によって得られたことは非常に大きかったと思います.
 今後は社会人として再び新たな環境へと進みますが,大学生活で得た知識や経験を活かし,これまで以上に広い視野を持って様々な物事に積極的に取り組み,さらなる自己成長を目指したいと思います.

平成22年度 日亜賞受賞者からのメッセージ

『日亜賞を受賞して』
       機械創造システム工学コース 岡部 佑樹

 この度は,日亜賞というすばらしい賞を受賞して非常に光栄に思っています.この賞は,自分自身一人の力ではなく,指導教員である福富純一郎先生,重光亨先生,さらには互いに研究で行き詰まったときにも一緒に考えて助け合った研究室の学生,その他協力してくださった全ての人々のおかげであり,特に先生方,研究室の学生には本当に感謝の気持ちでいっぱいです.
 大学院での2年間を振り返ると,様々なことを経験しましたが自分自身で納得できるような研究生活を送ってきたように思います.大学院入学時は,学部4年次の時から続けてきた『二重反転形小型軸流ファンの高性能設計手法に関する研究』を引き継いで行うことになり,まだまだ未解明なことが多い研究だったので,より研究を頑張っていこうという気持ちで研究に励みました.大学院での目標としては,まず一つに学会に積極的に参加することを決めました.なので,大学院に入学してまず自分が参加しようと考えている学会を決めて,その決めた学会には絶対に参加するという意欲を持って研究に励みました.このようにすることにより,研究成果をどんどん出していくという気持ちで常にいることができました.学会では,全国の大学や企業の流体工学に関する専門家が集まる講演会に参加し,大学の先生や企業の方も多く講演を行う中で私も発表した経験は,自分自身の成長とともに,研究の質やプレゼンテーション能力などの未熟さも味わったので,より向上心をもって研究に励むことができました.最終的にこの2年間の研究生活では,結果が出ずうまくいかないことが続いてもあきらめない粘り強さや,積極的に挑戦するチャレンジ精神を養うことができました.
 来年から,就職して社会人になりますが,この大学院での2年間で培った知識や経験を活かして,今後も取り組んでいきたいと思います.

平成22年度 日亜賞受賞者からのメッセージ

「日亜賞」を受賞して
       機械創造システム工学コース (博士後期課程3年)
              大北一也 

 このたびは「日亜賞」を受賞させていただきありがとうございました.この受賞は指導教員の高木均教授をはじめ,エコマテリアル研究室の皆様や職場の上司,同僚の皆様方の暖かい励ましと協力のおかげであります.皆様に心から御礼申し上げます.
 私は射出成形法を用いて竹繊維と生分解性プラスチックとの複合材料を開発する研究を行いました.この複合材料は環境にやさしいだけではなく,有効利用が望まれる竹を使用し,射出成形法によって複雑な形状に成形できることから,私の研究意欲はかきたてられました.しかし研究開始後2年近くの間,思うような成果が得られず苦しい日が続きました.強度特性を向上させる手段が見つからず,何を試しても失敗が続きました.その様な状態で初めて国際学会を経験し,そのストレスから体調を崩してしまったこともありました.しかし,指導教員のご指導,同じ分野で研究を進めている方々の情報や助言などに助けていただき,辛抱強く研究を続けた結果,良好なデータが得られるようになりました.苦しかった時期が長かっただけに,このときの感動は忘れることができません.この複合材料はまだ課題が残っておりますが,これもひとつずつ取り組みたいと思います.
 私は地方の公設試験研究機関で研究員として働きながら大学院に所属しました.そのため仕事と大学院の両立が困難になったときは,私がやるべき仕事を職場の同僚にカバーしていただいたこともありました.また,上司には研究に必要な金型代を工面していただいたこともありました.このような職場の支えがあったからこそ名誉ある「日亜賞」を受賞できたと考えています.今後は3年間の大学院で得た知見及び経験を生かし,職場や地域の産業活性化に貢献していきたいと考えています.

平成22年度 徳島大学工業会賞受賞者からのメッセージ

今、思う事。
       機械工学科 原 宏輔 

 この度、徳島大学工業会賞を頂き、非常にうれしく思います。
 私は徳島大学では二年間という短い時間でしたが様々な事を学ぶ事ができました。入学当初、私は大学生活の目標として自分の可能性や能力を伸ばす事を掲げました。勉学はもちろんの事、部活動等の課外活動にも積極的に参加し、たくさんの友人に恵まれました。その中で、会話や議論を交わすことで自分の将来について真剣に考え、日々の生活を充実して送る事ができました。
 四年生にはニュービジネス協議会のインターンシップにおいて、大きな経験をさせて頂きました。そこで教えて頂いたのは生産者としての目線を持つ事でした。私は学生という立場であり、社会において、物事を受け取る事が主となっています。それまで私は就職活動において、給料はいくらか、休暇はあるか、福利厚生はどうか等、してもらえる事を重点に考えていました。しかし本当に重要なのは、自分が死ぬまでにどれだけの物事を人に与える事ができるかどうかでした。そんな事を学ぶにつれて、本当に自分に必要な能力や、伸ばしていくべき能力が徐々に見えてくるようになりました。
 研究においては「遠心型血液ポンプを用いた生体循環シミュレータ」の開発に携わりました。現在、循環器系の障害が死因の上位に占めおり、また臓器移植のドナー不足によって人工心臓の発展が期待されています。このシミュレータにより様々な人工心臓を定量的に評価し、今後の心臓ポンプの発展に起因する事が出来ます。この研究を進めていく上で、まさに私は前述した生産者としての目線を持つ事が出来たと思います。学生にして、将来的に人類の幸福に貢献できた事は本当に光栄に思います。
 私は将来、何か一つ他人に自慢できる大きな事を成せればと考えています。
 最後に今日この日まで私を支えてくださった沢山の方々に本当に感謝いたします。
 ありがとうございました。

平成22年度 徳島大学工業会賞受賞者からのメッセージ

徳島大学工業会賞を受賞して
       機械創造システム工学コース2年 吉村 圭央 

 この度は徳島大学工業会賞を頂き大変光栄に思います.この賞を頂けたのは,私一人の力だけではなく,指導教員である福富純一郎教授,重光亨講師ならびに諸先生方,研究室の方々のおかげだと思っています.さらに,共に学んだ友人達や今まで支えて頂いた親族にも大変感謝しています.
 私は学部4年次から流体機械研究室に所属し,圧力式乳化機の内部流れと乳化作用について研究しました.乳化技術は,食品,化粧品,化学品,医薬品など様々な分野で利用されています.この乳化を行う装置である乳化機には多くの方式が存在し,それらの方式は用途により使い分けられていますが,その中でも大容量かつ連続的な処理が可能で,安定した乳化が得られる圧力式乳化機について研究を行いました.圧力式乳化機は,高圧プランジャーポンプと狭い流路をもったバルブ部から成り,流体分子間にせん断・乱流・キャビテーション等を発生させ,均質的な乳化状態を作り出し,液分離を防ぐための装置です.しかし,このバルブ部内の流れは理論的に固まっていないので,バルブ部内の流動状態を解明し,効率的で安定した乳化を行うために,バルブ部の形状を最適化することが重要となります.そこで,バルブ形状を変更し,2種類の液を用いて実験を行い,解析により内部流れを検証することにより,バルブ形状が及ぼす乳化作用の影響について調べました.また,本研究は企業との共同研究であったため,企業の方々の話を聞くことができたり,計画を持って研究をする必要があったり,良い経験になりました.さらには先生方に幾度かの学会発表の機会を設けていただき,発表や質疑応答を通して大変貴重な経験ができたと思います.
 卒業後は就職して技術者として社会に出ますが,大学生活で学んだことを生かし,今後も様々なことを経験して成長できるように頑張っていきます.

平成22年度 徳島大学工業会賞受賞者からのメッセージ

徳島大学工業会賞を受賞して
 博士後期課程 知的力学システム工学専攻
 機械創造システム工学コース
       安田 武司

 この度は徳島大学工業会賞という名誉ある賞を賜り,大変光栄に思っております.誠にありがとうございます.受賞の喜びと同時に古い伝統を持つ徳島大学工学部ならびに徳島大学工業会の重みを実感しており,これからもこの賞の名に恥じないよう,何事にも一生懸命に取り組むといった気持ちを今一度新たにしております.学部生時代より所属する材料力学研究室にて温かいご指導を頂きました吉田憲一教授ならびに西野秀郎准教授をはじめ,機械工学科の諸先生方にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます.
 博士後期課程の三年間を含め材料力学研究室での六年間,私はマルテンサイト変態といった微小かつ突発的な金属材料内現象の観察に,放出される超音波(アコースティック・エミッション,AE)の分析から取り組んで参りました.これまでの成果を,材料の発展的な動的挙動観察法を目的とした博士論文にまとめることができ,この度無事に学位審査を終えることができました.公聴会では今までに味わったことの無い緊張感を経験致しましたが,今は少々の解放感も御座います.国内外における学会にも多数参加させて頂き,または中国黒龍江省哈爾濱工業大学へ一年間留学し違った視点から研究を進めることができ,本当に充実した学生生活で御座いました.国際学会での経験や留学中の思い出は,勉強となった事や楽しかった事は勿論,語学の壁に当たり悔しい思いをした事や文化の違いに衝撃を受けた事などさまざまではありますが,どれも一生忘れられない出来事ばかりです.
 新年度からは,出身校でもある阿南工業高等専門学校へ機械工学科の教員として着任する予定です.苦楽を共にした研究室のメンバーと離れ,徳島大学を後にする事を思うとやはり寂しく思いますが,今までの経験を生かし,今までご指導を賜わりました先生方からの教えをしっかりと守り,教育および研究活動に努力して参りたいと考えております.

平成22年度 徳島大学工学部教育研究助成奨学賞受賞者からのメッセージ

徳島大学工学部教育研究助成奨学賞にあたって
       機械工学科 八田 朋樹 

 この度は徳島大学工学部教育研究助成奨学賞を頂き、大変光栄に思っております。このような賞を頂けるとは思っておらず、驚きと喜びの気持ちでいっぱいです。このような素晴らしい賞を頂くことができたのも、流体機械研究室指導教員である福富純一郎教授、重光亨講師をはじめ、機械工学科の先生方ならびに研究室の皆様のおかげであると深く感じております。
 入学した頃は大学の勉強についていけるのか不安でした。講義やレポートの作成をこなしていく内にその不安は解消されていきました。
 4年生になってからは、流体機械研究室に配属になり、「無針注射器のノズル形状が内部流れに及ぼす影響」のテーマの下、日々研究に励みました。新しく始まった研究ということもあり、非常にやりがいを感じました。研究はなかなか思うような結果が得られず、研究の難しさ、厳しさを痛感しました。しかし試行錯誤をし、結果を得られたときは研究の楽しさを感じる事ができました。研究活動を通して、自分で考え行動することの重要さや研究における姿勢など、多くのことを学ぶことが出来ました。また研究に取り組む先輩方の姿は研究をしていく上で大変参考になりました。
この4年間、良い友人にも恵まれ、充実した大学生活を送ることが出来ました。卒業後は徳島大学大学院へ進学することが決まっています。今後も勉学、研究活動共に力を入れ、自分を高めていけるよう努力していきたいと思います。

平成22年度 徳島大学工学部教育研究助成奨学賞受賞者からのメッセージ

徳島大学工学部教育研究助成奨学賞を受賞して
       機械創造システム工学コース 鎌田 慎也

 この度は「徳島大学工学部教育研究助成奨学賞」という栄誉ある賞を頂き、大変光栄に思います。流体力学研究室に配属されてから3年間の研究の成果がこのような形で評価されたことを大変嬉しく思います。
 私は「二次元混合層の乱流遷移に及ぼす局所周期撹乱の影響」という題目で研究を行ってきました。静止流体中にノズルから空気を噴出させることで、速度の異なる二つの流れの境界に速度勾配を持つ混合層が形成され、本研究ではこの混合層における層流から乱流への遷移過程に関する研究を行っています。層流とは時間や空間の変化によらず速度や圧力が一定な流れであり、逆に乱流とは時間や空間の変化によって速度や圧力が変動する流れのことであります。混合層に対して強制的な撹乱を与えて乱流遷移に及ぼす影響を調べた研究は多く行われていますが、本研究では従来の研究では行われていなかった低周波の撹乱に着目し、低周波の振動板が混合層の乱流遷移に及ぼす影響について実験的に調べました。本研究では、先行研究において行われている振動周波数5Hzの場合との比較を行うために、15Hzの撹乱を導入し、実験・考察を進めてきました。研究を進めていく上で困難な問題に直面し、戸惑うこともありましたが、先生の親切な指導や研究室のメンバーたちの助言を借りてそれらを乗り越えていくことができました。
 研究室での3年間は非常に短いものでしたが、今までの人生の中で最も実りがあり成長できた3年間でした。社会人になっても研究室で培った知識、経験を糧にして、邁進していきたいと思います。最後になりましたが、本研究を進めるにあたりお世話になった一宮先生、研究室の先輩方、後輩及び同期のメンバーにこの場を借りて感謝の意を表したいと思います。

平成22年度 徳島大学工学部教育研究助成奨学賞受賞者からのメッセージ

徳島大学工学部教育研究助成奨学賞を受賞して
       徳島大学大学院先端技術科学教育部博士後期課程
       知的力学システム工学専攻  中岡正典 

 このたび、はからずも工学部教育研究助成奨学賞という栄誉ある賞を受けることになり、うれしい反面、大変恐縮しております。
 そもそも、私は県内企業を技術的な側面から支援する公設研究機関で働く社会人ですが、さらなる知識の飛躍と自己研鑽のため、博士後期課程に入学しました。勤めながらの学生生活は、時間的な制約があり困難を伴いましたが、そんな中でも一つ救いだったのは、職場で取り組んでいる内容と同じ課題を論文のテーマとし、時間を効率的に使えたことでした。
 当初は、研究内容の大筋は決まっていたものの、論文に値する具体的な論点が定まらず、なかなか進捗しませんでした。しかし、できる範囲から実験を積み重ね、また関連分野の参考文献を調査していく中でヒントを得ることができ、打開することができました。文献を多読することの重要性を改めて認識した次第です。
 具体的な研究内容は、有効活用が望まれている樹皮廃材を多孔質吸音材料として活用するにあたり、樹皮繊維の圧縮条件である嵩密度から垂直入射吸音率を推定する方法を検討するというものでした。結果的に当初の目的こそ達成できましたが、実用化に際しては難燃化や防腐化など、更なる課題を克服する必要があります。今回この栄誉ある賞をいただきましたが、これを新たな出発として初心に戻り、実用化を目標に一層研究に力を入れ、社会貢献に精進していきたいと考えております。
 最後に、終始適切な御指導と御教示を賜りました石原国彦教授をはじめ、福富純一郎教授、日野順市教授、ならびに流体関連振動研究室の各位に対し、ここに謹んで心より感謝の意を表します。そして働きながら学生生活を送るにあたり深遠なる御配慮を頂いた職場の皆様に、この場を借りて改めてお礼申し上げたいと思います。

平成22年度 機械工学奨励賞受賞者からのメッセージ

機械工学奨励賞を受賞して
       機械工学科 横峯 秀樹

 この度は,機械工学奨励賞を頂き大変光栄に思っております.同時に,私の4年間の学生生活に対し,このように過分な評価を頂けたことを大変嬉しく思っております.本賞を頂けたのも指導教員である福富純一郎教授,重光亨講師を始めとした流体機械研究室諸兄の熱意ある指導・協力のおかげです.この場を借りて厚く御礼申し上げます.
 思い起こせば,徳島の地を踏んではや4年の月日が経ちました.高校時代は不真面目な生徒で,大学入試では徳島大学工学部機械工学科の前期日程に落ち,同後期日程でどうにか入学することができたという体たらくでした.そんな私でしたが,入学ガイダンスで「国立大学の学生は国の税金で学ばせてもらっているんだ」という言葉に感銘を受けて心を入れ替えた事を覚えています.そのとき自分は社会に支えられている存在なのだということを強く意識したこともあって,入学後は「学生の本分である勉強に打ち込む」という初心を忘れることなく,生活リズムに気をつけながらも勉学に重点を置いた生活を続けられました.この事が本賞を頂くに至った原因なのだろうなと思います.
 4年進級時にはそれまでの3年間で私が最も苦手とした流体に関する研究室に入ることで弱点を克服したいと考え,流体機械研究室を希望し,運良く他の方と希望が重なることなく同研究室に所属することができました.研究室では高比速度斜流ポンプに生じる不安定特性を解消するという研究を行い,面倒見の良い先輩の指導の下研究に明け暮れました.
 私は今後社会人となり,機械や流体とは縁の薄い職場に配属されるのですが,物事に対する考え方や問題が起こった際の解決姿勢等々これまで徳島大学で学んだ事は決して無駄にならないと思っています.社会に学ばせて頂いたこの4年間に学んだことを利用して社会に少しでも沢山貢献ができるように日々精進し研鑽を重ねて行く所存です.

平成22年度 機械工学奨励賞受賞者からのメッセージ

機械工学奨励賞を受賞して
       機械工学科 齊藤 浩史 

 この度は機械工学奨励賞を受賞させて頂き大変光栄に思っております。このような名誉ある賞を頂けたのは、私一人の力だけではなく、指導教員である吉田憲一教授、西野秀郎准教授ならびに諸先生方、先輩方さらには共に学んだ友人達や両親のおかげでもあると感じており、非常に感謝しております。また私の学部生活が評価されたことに関して非常に喜びを感じております。
 大学4年間を振り返ると交友関係にも恵まれ、受講した講義はほぼ休まず出席し勉学に励み、非常に充実した生活が送れたのではないかと思います。一人暮らしやアルバイトなど初めて体験することばかりで辛い経験なども多々ありましたが、それも今ではいい思い出になっているように思います。
 大学4年次には、材料力学研究室に所属し、溶接現象リアルタイム可視化技術に関する研究を進めました。溶接現象は様々な溶接パラメータから影響を受け、溶融池内の対流にも変化を及ぼす非常に複雑な現象で未だに解明されておらず、それ故に溶接部に起因する事故などが発生しています。また溶接後の検査では品質を完全に保証するのは困難であり、現状の方法では十分な検査が行えません。その為、溶接部の品質管理が最重要項目とされています。そこで溶接中の溶接部の挙動をリアルタイムでハイスピードカメラや光学レンズを用い直接観察し、解析するというものです。この研究の遂行にあたり、徳島県工業技術センターの方々に大変お世話になりました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
 今後は、徳島大学大学院に進学することが決定しております。4年次の研究ではなく新しい研究課題に取り組むことも決定しており、益々の努力が必要であろうと考えております。今回の受賞を励みに研究に没頭し、より一層切磋琢磨していきたいと思っています。そして幅広い知識・教養を身につけ人間としても更に成長できるよう励みたいと思います。

平成22年度 機械工学奨励賞受賞者からのメッセージ

機械工学奨励賞を受賞して
       機械創造システム工学コース 細川 貴寛 

 この度は,機械工学奨励賞を頂き大変光栄に思います.このような名誉ある賞を頂けたのも指導教員である末包哲也教授ならびに諸先生方,先輩方からのご指導のおかげであると感じております.また共に学んだ友人達や両親にもこの場をお借りして御礼申し上げます.
 私は,学部4年次に熱工学研究室に所属し,大学院を含め3年間を通して地球温暖化防止技術として注目を集めている二酸化炭素地下貯留技術に関する研究開発を行ってきました.二酸化炭素地下貯留技術とは,大規模なCO2排出源からCO2の分離・回収を行い,地下に貯留するというものです.この技術を大規模に普及させるためには,CO2がどのように地下で捕獲されるかを明らかにすることにより,安全性を実証する必要があります.そこで,岩石内部でCO2が界面張力現象によりどのように捕獲されるかに注目し,実験的な研究開発を進めてきました.X線CT装置を用い,岩石内部にガスが捕獲される様子をミクロなレベルで明らかにしました.研究を始めた頃は,何から行えばいいのか分からず戸惑う日々でしたが,先生にご指導を頂くにつれ研究内容を徐々に理解し,自ら考え,問題を発見し解決する力を身につけることができたと感じております.また,私は徳島大学ボート部に所属し文武両道を目指し努力してきました.オリンピック選手に指導を依頼するなど創意工夫をし,時には深く考えながら,時にはがむしゃらに日々の厳しい練習を仲間と共にこなしてきました.その結果,全日本インカレや国体に出場することができ,他大学との交流も大切にしながら,充実した学生生活を過ごせたと感じております.
 来年度からは社会人の一員として,大学生活での知識や経験を活かし貢献できるよう努力し続けていきたいと思います.