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平成15年度機械工学科
各賞受賞者一覧

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平成15年度 日本機械学会畠山賞受賞者からのメッセージ

畠山賞を受賞して  機械工学科4年 田中 創

 この度、日本機械学会畠山賞を頂き、大変嬉しく光栄に思っています。当初は、突然の受賞に驚きました。徳島大学に入学してから4年間の努力が、このような形で評価され、現在では喜びで胸が一杯です。しかし、この賞は決して自分一人の力で受賞できたものではありません。もちろん、自分なりに一生懸命勉強してきましたが、気の合う友人達のおかげです。遊ぶ時には遊び、試験前には図書館で解らない問題を議論しあったりと、互いに切磋琢磨してきました。このことが、賞を頂くにあたり、私自身にとって忘れることが出来ません。ですので、受賞の喜びと共に、協力し合った友人、興味深い講義をして下さった先生方、そして大学に行かせてくれた両親に非常に感謝しています。この場を借りて皆様にお礼申し上げます。
 今後の抱負としましては、卒業研究のテーマとして取り組んできた「クロスフロー風車の高性能化に関する研究」を大学院で更に深く勉強したいと思っています。現在、石油など枯渇資源のエネルギーが問題となる一方で、環境にやさしい太陽光や風力といった自然エネルギーは再生可能であり期待されています。このような背景の中で、風車の研究を行うのは、非常に意義深く、またやりがいのある研究だと思います。卒業研究では、最終的に風車出力の改善という成果を出すことが出来ました。しかし、これには失敗につぐ失敗がありました。たび重なる失敗、いわゆる「プロジェクト×(ペケ)」を経験するなかで、失敗の生かし方、失敗の中から学ぶことの多さを五感で感じ取りました。これを糧とし、「失敗はその受け止め方ひとつで、踏み石にもなれば障害にもなる。」ということを肝に銘じておきたいです。
 大学院では、専門性を深めると共に、興味あることに積極的に挑戦したいと思います。今後も畠山賞の受賞を励みに、またそれに恥じぬよう、より一層努力する次第です。

平成15年度 日本機械学会畠山賞受賞者からのメッセージ

畠山賞受賞に当たって 機械工学科4年 中田昌樹

 この度は、日本機械学会畠山賞をいただき、大変うれしく思っております。今思えば、徳島大学に入学した当初、自分が本当にうまく大学生活を送っていけるのか不安でたまらない気持ちでいっぱいだったことがつい最近のことのようです。また、この4年間一人暮らしをしている中で、様々な新しい発見や苦労、そして失敗がありました。くじけそうになったことも多々ありました。しかし、大学生活の中で友達や周りの人に励まされ、助け合い、一緒になって学んだり遊んだりした結果として、今の自分がいることを思うと、感謝の気持ちでいっぱいの4年間でした。
 4年次からは、流体力学研究室に所属し、卒業研究を行いました。研究テーマは「sink flow平板乱流境界層における再層流化現象」というものであり、その内容は流路縮小によって乱流を加速させ、下流で層流に近い特性を示すまでの再層流化過程を解明するというものです。乱流現象についてはこれまでにさまざまな理論的、実験的研究が多くの研究者によって取り組まれてきたものの、依然解明されてないことが多く、この研究で扱う現象もその中の一つであり、非常に重要な研究であることが分かります。また、この研究は流れを乱流から再層流化することにより空気抵抗や騒音の低減などが見込め、工学的価値が高いと思われます。しかしこのような重要な研究テーマに携われるにもかかわらず、この1年間は自分の未熟ゆえに失敗ばかりしてしまい、先輩方には多大な迷惑を掛けてしまいました。研究についてもまだまだ分からないことが多々あり、今後大学院に進学してこの研究を続けていく中でしっかり学習し、いい結果を残したいと思っている次第です。
 この受賞をバネに、さらなる努力をつづけ、自分を磨いていきたいと思います。

平成15年度 三木康楽賞受賞者からのメッセージ

三木康楽賞を受賞して  機械工学専攻2年 木村理知

 このたびは三木康楽賞という栄誉ある賞をいただき、大変うれしく思っております。
 大学に入学してからの6年間、特に研究室に配属されてからの3年間は今振り返ってみると本当にあっという間だった気がします。ロボット工学研究室に入って以来、修士の1年までは高所作業車や圧電ブレーキのシミュレーション、そして今年度は画像処理の研究に携わってきました。1年ごとに研究テーマが変わっていたので、新しい研究に取り組んだ直後はそれまで行われていた研究の内容を理解するだけでも大変でした。しかし、毎日講義を受けていたときとは違って、試験に出るからといって漠然と勉強するのではなく、研究というきちんとした目標を持って勉強していたので、それまでよりもずっと勉強することが楽しくなりました。ただ教科書の式を眺めて問題を解くのではなく、そこにどんな物理的意味があるのかを考える姿勢が身に付いたのはこれらの研究を行ったおかげだと思います。
 研究室で過ごした3年間での一番の思い出は、1年次のときに参加した学会発表でした。学会での発表が初めてだった上に、英語でのプレゼンテーションということで、うまく説明できるかどうか大変不安でした。学会当日、他大学の学生が堂々と発表しているのを見て、自分の発表内容に対して少し自信を失ってしまいました。しかし、発表を終えた後に他大学の教官の方が声をかけてくださり、研究内容を評価して質問していただいたので、自分の研究に対して非常に自信を持つことができました。また、この学会発表を通して、英語を身につけることの重要さ、そして難しさを実感することができ、大変貴重な経験になりました。
 最後になりましたが、研究室配属以来の約3年間、忍耐強くご指導くださった小西克信教授を始め、機械工学科の先生方、研究室の皆様に心より御礼申し上げます。

平成15年度 三木康楽賞受賞者からのメッセージ

三木康楽賞を受賞して 機械工学科4年 岡本信吾

 この度は三木康楽賞という賞に選ばれたことは大変光栄であり、また嬉しく思っています。受賞を知った時は大変驚き、本当に私なのかと思いました。
 入学してもうすぐ4年が経ちますが今思えば早いもので、振り返ると機械工学の勉強を楽しくできたと思います。
 私は、直接噴射式ディーゼル機関の有害排気物質低減に関する研究を行っています。現在、環境や資源問題が大変注目されています。ディーゼル機関はガソリン機関と比べて高効率であり、温室効果ガスであるCO2の排出量が少ないという大きな利点があります。しかし、窒素酸化物(NOX)や微粒子(PM)などの有害排気物質が問題になっています。ディーゼル機関ではNOXを減らすとPMが増え、PMを減らすとNOXが増えるいわゆるトレードオフ関係があり、これが大きな障害となっています。また、日本ではディーゼル車はうるさい、汚いというイメージがありますが、欧州ではディーゼル乗用車は環境にやさしい車であるとされ、日本と比べて普及率が増加しており、最新の技術が次々に投入されています。
 私は卒業研究で、直接噴射式ディーゼル機関に高圧噴射、排気再循環法、パイロット噴射などを適用し、有害排気物質低減を目指し実験を行い、PMの排出を抑えることができるようになりました。
 研究を始めた頃、私は専門知識に乏しく分からないことだらけでしたが、研究を進めるにつれて次第におもしろくなりました。
 今後は賞に負けないよう大学院で更に研究を続け、自分も成長できるように努力し、自動車会社でエンジンの研究ができるようにがんばっていきたいと思います。

平成15年度 三木康楽賞受賞者からのメッセージ

三木康楽賞受賞の喜び 機械工学科4年 又野敬明

 この度は、三木康楽賞を受賞できることとなり、大変うれしく光栄に思います。これは私の力だけでなく、伊藤照明助教授のご指導をはじめ、研究室の皆さんのご協力のおかげだと思います。
 単に機械を作ってみたい、さらに深く勉強してみたいという一心で機械工学科に入学しましたが、実際にはどのようなことをしていくのか、よく分かりませんでした。。
 入学当初から工作機械に触れることができ、また各専門分野を勉強していくうちに、ますます機械工学科で勉強していきたいと思いました。そして、3年次に教育実習という企業の仕事を体験することも私の学生生活に大きな影響を与えました。
 4年間を通じ、各教科の講義について友達と語り合ったり、テストやレポートなどについて、図書館や教室などで問題がわかるまで一緒に考えたりしたことはとても懐かしく思うと同時に、これからの私の財産になると思います。
 現在、私が行っている研究は「振動型力覚提示装置を用いた仮想空間内オブジェクト操作に関する研究」ですが、実空間の位置を検出し、その位置データから仮想オブジェクトを操作し、その操作の反応を振動型力覚提示装置によって力覚を返すという研究です。
 従来のマウスやキーボード操作では、PC上の仮想オブジェクトを操作することは画像の移動にしか過ぎず単なる視覚提示に過ぎません。振動型力覚提示装置を用いることで視覚、力覚という2つの情報を与えることで仮想空間内オブジェクトの操作性を向上させることを目指しています。
 現在のところ、この研究について勉強しなければならないことはたくさんあります。大学院に進学後、さらに研究を続け、より一層の努力を重ねて行きたいと思います。この賞の受賞に恥じぬように今後とも勉強・研究ともにより一層の努力を続け、頑張って行きたいと思います。

平成15年度 日亜賞受賞者からのメッセージ

日亜賞の受賞について  機械工学専攻2年 加藤達也

 先日、日亜賞受賞者に選ばれたという報告を指導教官から聞き,なぜ私が?と疑問でいっぱいでした。この賞は学会に行った回数が3回以上であるなどの基準を満たしている人に贈られるものだと聞いていたので、私は学会発表,学生発表会にそれぞれ1回しか行っておらず、私より多く発表している人はいるはずなのに何かの間違えではないのかと今でも少し信じられません。しかし、私は今までこのような賞をもらったことがなかったので大変うれしく思います。日亜化学工業株式会社の小川英治社長をはじめ社員の方々にたいへん感謝しております。
 私は元々学会発表など人前でしゃべることが苦手で緊張してしまい、つまりつまりの発表になってしまいます。だから発表前には何度も練習を繰り返しました。それでも発表当日、大勢の人を目の前にすると緊張してしまい、うまくしゃべれなくなってしまいます。それでも卒論発表、学会発表、学生発表会と回数を重ねるごとに少しずつではありますが、うまくなっていることが実感できました。それだけ慣れたということだと思います、良い言い方をすればそれだけ成長したのだと思います。
 私も4月から社会人となり徳島を離れますが,徳島での6年の学生生活で何を学んだかと問われると「これだ」とはっきり答えることができません。社会に出ても日々勉強であり、今まででは考えられない困難に幾度となく直面することがあるかもしれませんが、そういう時にこそ学生生活で得た何かを役立てたいと思います。
 最後になりましたが、私がこのような賞を受賞することができたのは、私1人の力ではなく、私の周りでご指導いただいた先生方および研究室の皆様の協力があったからこそだと思います。この場をお借りしてご協力いただいたすべての皆様に御礼申し上げます。

平成15年度 日亜賞受賞者からのメッセージ

日亜賞を受賞して 機械工学科4年 牧田晃一

 この度、「日亜賞」とゆうすばらしい賞を与えていただき、心から感謝しております。
 当初、「日亜賞」を頂けるとゆうことを聞かされ、大変驚きました。しかし、時間が経つにつれ、喜びとともに実感が湧いてきました。思えば4年前、県外出身者の私がこの徳島に来た頃を考えると、想像もつかなかったことです。あの頃を振り返ってみると、大学生活とゆう新生活に対して、一体自分が何をし、何を目標にしていけばいいのかわかりませんでした。そういった時に出会ったのが今の友人達です。私は、その友人達と遊ぶ時には共に遊び、勉強をする時には図書館や空いている教室を利用し必死に勉強しました。また、わからないところがあれば先生方のところへ赴き、教えていただきました。この賞を受賞できたのも自分の努力だけではなく、そういった友人達や先生方のおかげです。ですから,この場を借りて、改めてお礼を言いたいと思います。
 現在、私の行っている研究は「偏心した吸込みノズルをもつ多翼ファンに関する研究」とゆうもので、空調機や換気装置などで広く使用されている多翼ファンの研究です。この多翼ファンの特徴としては、一般的に翼負荷が大きいために失速しやすく、効率は低いのですが、小型で大風量、高圧力が得られるとゆう利点を持っております。そこで、吸込みノズルを羽根車中心から偏心させるとゆう簡単な方法で高い吐出し圧力を得られれば、装置自体の小型化や軽量化につながり、その用途は大きく広がるものと期待されています。しかし、まだまだ問題点も多く、実用化にはまだ到っておりません。ですから、今後大学院へ進学してもこの研究を行い、今回受賞したことに恥じぬためにもこれからはいっそうの努力をし、精進していきたいと思います。

平成15年度 徳島大学工業会賞受賞者からのメッセージ

徳島大学工業会賞の受賞にあたって 機械工学専攻2年
                           深澤知也

 このたび,徳島大学工業会賞をいただき,大変嬉しく,また光栄に思います。
 顧みますと,学部・修士課程の6年間は短く,充実したものだったと思います。入学したばかりのころの,単位を取得することをただ目標に勉学に励んでいた日々が思い出されます。
 4年生からは研究室に配属となり,それまでとは違った日々を送るようになりました。これまでの授業の受身の姿勢から実験で生じる現象に対してその原因を自分で調べ,また問題点を見つけ出し,その対応策をたて,より優れた結果に導くという積極的な姿勢が求められることになり,研究の大変さと同時に面白さを実感することができました。
 ここで私の研究「メカニカルプレーティングに関する研究」について少し説明したします。メカニカルプレーティングとはめっき方法の一つであり,衝撃力を用いて被めっき物に粉末を力学的に成膜する方法であります。このめっき方法を用いますと,従来はできなかった金属を成膜することができます。しかし,この方法は,ほとんど研究がなされておらず,そのため,めっきを行う方法や,用いる装置の設計・製作を自分で考案しなければなりませんでした。試行錯誤を繰り返してきましたが,四苦八苦したことが貴重な経験となり,今後に,その経験を生かしていきたいと思います。
 また,私はこれまでに,計3回の学会発表を行ってきましたが,うまく自分の思っていることを書いて伝えるのが難しく,とりわけ,文章を書くことが苦手で作文等から逃れてきた私にとって,自分の作文力の無さとその必要性を痛感させられた思いであります。
 これから私は就職して社会の一員として歩んでいきますが,これまでの学生時代に学んできたことを発揮して邁進していきたいと思います。
 最後に,このような立派な賞を受賞するにあたり,ご指導くださった先生方に厚く御礼申し上げます。

平成15年度 徳島大学工業会賞受賞者からのメッセージ

徳大での2年間を振り返る  機械工学科4年 水木太喜

 この度は、徳島大学工業会賞という名誉ある賞を賜ることができ、大変光栄であると共に、深く感謝いたしております。最初にこの事を連絡された時は、話の内容が飲み込めず、事の重大さに気付くのに少し時間がかかりました。今では、徳島大学での自分の活動が、このような形で認められたということが、とても嬉しく誇りに思います。さて、ここでは私の徳島大学工学部機械工学科での2年間と、今後の豊富について簡単に述べさせて頂きます。
 ちょうど2年前私は、神戸高専からの編入生として3年次に編入しました。「大学では高専時代に補えなかった専門的な勉強がしたい」と考えていた私にとって、徳島大学はその希望を満たしてくれる場所でありました。しかしこれはもちろん受動的な立場では叶えられるものではなく、能動的に活動してはじめてその希望がかなうというものであり、本来の大学の姿を感じることができました。特に高専時代はそれほど興味を示さなかった、材料に関する学問に興味が湧き、機械の源であるという点に将来性と大きな可能性を感じ、自分の進むべき道を決めることができたように思います。これに伴い卒業研究も材料系の研究室に入りたいと考え、今では高木先生の下で超高温耐熱合金についての研究を行っております。このような徳島大学での生活をおくる上で私が最も心がけてきたことは、野心を絶やさないというとこでした。つまり、何に対しても真剣かつどん欲に自分のなかに吸収しようと心がけてきました。このことが、賞の受賞に一番影響したのではないかと思います。
 徳島大学卒業後、私は大阪大学院の材料系研究室で修士課程に進みますが、高専から徳島大学に来た時のような、新鮮な気持ちを持ち続け、工業会賞受賞者として恥じないように、身を引き締めて研究活動に励みたいと考えています。ありがとうございました。

平成15年度 徳島大学工業会賞受賞者からのメッセージ

徳島大学工業会賞を得て 機械工学科夜間主4年
                       田中啓一

 このたび徳島大学工業会賞を賜り、心からうれしく、光栄に思っております。
 今、大学生活4年間を考えるとあっという間に過ぎた気がします。私は夜間主コースに入学しましたが、高校時代の友達は昼間コースに入学したので入学当初は不安で自問自答を繰り返していました。しかし月日が経つにつれて何でも話せる友達もでき互いに話し合うことで解決しながら今日に至っていると感じます。
 学校の講義については教養科目も専門科目も今振り返って見ると難しかったなと感じています。大学の講義は楽をしようと思えばいくらでも楽はできますが気を抜くと専門科目は特に一瞬で他のみんなに遅れをとることも実感しています。でも夜間主コースのよい所をあげるとすれば講義形態にあると思います。夜間主コースは人数が昼間コースに比べ少なく講義中の先生方との一体感を強く感じることもでき講義内容もよく身に付き有意義な時間を送れたと思っています。それが夜間主コースの最大のメリットだと思います。
 私は4年間の大学生活でアルバイトの経験もしました。2年の半ばから始めたのですがそれまでは朝がどうしてもルーズになり先々のことを考えると不安になり、時間を大事にしようと思ったのがきっかけです。アルバイトでもたくさんの友達ができたり、年上の方々の貴重な話も聞けたりして学校では学べないことも学べたと思います。一番の収穫は親へ心から感謝できるようになったことです。一ヶ月にたくさん働いても給料はわずかで、親が学費、家賃等を負担していると考えると自然に感謝できるようになりました。とても大きな物を得た気分で一杯です。
 工業会賞を受賞できたもの皆さんの支えがあったからこそだと思い、お世話になった方々に深く感謝の気持ちを表し、心より御礼申し上げます。

平成15年度 徳島大学工学部教育研究助成奨学賞受賞者からのメッセージ

技術者として  機械工学専攻2年 杉野秀樹

 この度は大学院博士前期課程修了に際し、幸甚にも徳島大学工学研究助成奨励賞を拝しまして、一段と身の引き締まる思いです。
 私は、阿南工業高等専門学校から学部3年次への編入学によって、徳島大学において学ぶ機会を得ました。編入学して間もない頃は、予め想定していたとはいえ、40人クラスで過ごしてきた高専時代から、大勢の集まったクラスで受講するようになった変容に少し戸惑いを覚えました。しかしながら、少人数グループで議論しながら行う実習や輪講などの講義と、大教室にて基礎知識・技術を修得する講義のそれぞれの特徴を認識しようと試みたのが奏功し、大学での学業生活への順応にはそれほど時間を要しませんでした。
 学部4年次からの研究室における実験活動では、燃費向上に寄与するとして近年自動車ボディ材への適用が進んでいるAl-Mg-Si系合金の強度・延性バランスに関する研究を通じて、実験に関する環境づくりやデータ解析・考察の基礎を応用へと結びつけることの重要性を学びました。3度にわたる学会発表をはじめとして、多様な学会活動に参加できたことは有意義な経験となりました。
 さて、私は学部生としての基礎の積み上げ、その後大学院博士前期課程での応用学習を経て、今春から徳島大学での4年間にわたる学生生活を基に社会人としての道を歩み始めます。まだまだ至らぬ部分が多いことを自覚した上で、日々内省し、試行錯誤を重ねながら自己を練磨していきたいと思います。そして、創造性を内包した挑戦的精神を常に懐きながら自らの道を切り拓いていく過程で、社会に向けてよい影響を発することができる技術者像を体現していく所存です。
 末筆になりましたが、お世話に与りました坂巻先生、吉田先生、堀川先生をはじめとする諸先生方、ならびに懇意にしてくださった材料力学・機械材料研究室の皆さんに衷心より感謝の意を表します。ありがとうございました。

平成15年度 徳島大学工学部教育研究助成奨学賞受賞者からのメッセージ

日々努力することの大切さ 機械工学科4年 浅野 彰

 この度は徳島大学工学部教育研究助成奨励賞を受賞させていただき,驚くと同時に大変光栄に思っております。これまでの四年間の努力がこのようなすばらしい賞の受賞という形で認められ心から嬉しく思います。
 現在私はエコマテリアル研究室に所属しており,「高分子系ナノコンポジットの試作とその特性評価」というテーマで,地球環境にやさしいプラスチックに関する研究を行っています。その内容は,土中に廃棄すると水と二酸化炭素に完全分解される生分解性樹脂と天然繊維を組み合わせた複合材料を作製し,その強度特性や生分解特性の向上を目指すというものです。私がこの研究室を選択した理由は以前から地球環境問題に関心があったからで,この研究室に所属することができて本当に良かったと思っています。もちろん日々失敗を繰り返しながらの実験ではありますが,それも自分の興味のあることなので,その壁を乗り越える努力もひとつの喜びとなっています。また,高木均助教授,さらにドクターコースの越智真治さんというすばらしい指導教官や先輩方に恵まれたことも,私にとっては大きな財産となっています。
 来年度から私は徳島大学大学院に進学し,これまで進めてきた研究をさらに深めていきたいと思っています。これからもこの分野の研究に携わることができるのは非常に喜ばしいことであり,これまで以上の努力を続けていきたいと思っています。さらにその努力の成果の発表の場として,これからはどんどんと学会などにもでていきたいと考えています。
 今回の受賞によって日々のこつこつとした努力はいつか報われるということが実感できたので,大学院進学後,さらに就職した後もこのような努力を続けることを忘れずにがんばっていきたいと思います。さらに,これからできる後輩たちにも日々努力することの大切さを自らの行動で示していきたいと思っています。

平成15年度 徳島大学工学部教育研究助成奨学賞受賞者からのメッセージ

徳島大学工学部教育研究助成奨励賞を受賞して
       機械工学科夜間主4年 高倉伸也

 この度は徳島大学工学部教育研究助成奨励賞をいただき大変嬉しく、また光栄に思っております。
 入学当初は不安もたくさんありましたがクラスの仲間、先生方、先輩、後輩、その他多くの人々に支えられ、とても充実した四年間を過ごすことができました。皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 特に勉強面では、クラスの仲間の存在がとても大きかったと思います。四年間では毎回レポートを課される授業、パソコンを使った授業、プレゼンテーション、実験、製図等様々な授業がありました。これだけ様々な授業があるので必ず誰でも得意分野、不得意分野がありましたが、クラスの仲間と協力し合い、皆と共に頑張ることができました。
 また試験前には、クラスの仲間と図書館に行ってわからない所を調べたり、共に勉強したり、勉強のモチベーションが高く持てたと思います。
 勉強面だけでなく、学校以外の時間でも、クラスの仲間と共にする時間も多くあり、とても楽しく、充実した大学生活を送ることができました。素晴らしい仲間と共に四年間過ごせた事にとても感謝しています。
 大学での様々な授業の中で最も興味深かったのは、三輪先生の「内燃機関」の授業です。現在、排気ガスによる環境破壊が世界的にとても重要な問題となっています。三輪先生の授業は、エンジンの様々なサイクルに関する授業でした。環境破壊の原因とされている、ディーゼルエンジンについては特に奥深く、講義されていました。環境破壊は現在とても深刻な問題となっているのでとても興味を持ち、講義を受けることができました。
 今後は、本学工学研究科エコシステム工学専攻に進学し三輪先生の研究室で勉強させていただきます。今回の受賞を励みに研究活動に精進したいと思います。

平成15年度 機械工学奨励賞受賞者からのメッセージ

受賞の喜びと今後の抱負 機械工学専攻2年 田原貴行

 この度は機械工学奨励賞をいただき光栄であると共に、研究室に配属されて三年間行ってきた研究の成果がこのような形で実り大変嬉しく思います。
 私はスパッタリング生成したZrO2膜およびTiO2膜の特性評価という研究を行ってきました。ZrO2膜については、酸素センサーの小型化を目指し、TiO2膜については、歯の矯正具にコーティングすることで虫歯菌の繁殖を減少させるという目的のもとで、本研究では、緻密な膜形成に優れ、かつ非常に薄い膜が作製可能であるスパッタリング法を用いて作製したZrO2膜およびTiO2膜のAFMによる表面形状やX線回折を用いた結晶構造の測定を行いました。専門的な知識が無い中で研究を始めましたが、実験を進めていくうちに様々なことが経験でき、非常に面白い研究でした。また、単に実験を行うだけでなく、スパッタリング装置の改良や装置故障などの問題に取り組むことで、トラブルを冷静に対処し、解決できる能力が身に付いたと思います。さらに、本研究室では自分の研究を発表する機会が多く設けられ、国際会議や他の研究室との発表会を経験したことにより、プレゼンテーション能力も向上したように思います。
 私は学生生活にピリオドを打ち、これから社会人として生活していきます。これまでの学生生活で得られた知識や経験を糧として、また、今回の機械工学奨励賞の受賞を励みとしてさらに自分を磨き、少しでも社会に貢献できるように今後も努力を続けていきたいと思います。
 最後になりましたが、私がこのような名誉ある賞を頂くことができたのは、ひとえにご指導して下さった英崇夫教授、日下一也助手および本研究室の方々のおかげであると思っております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

平成15年度 機械工学奨励賞受賞者からのメッセージ

受賞の喜びおよび今後の抱負 機械工学科4年
                       岩野雅樹

 この度,機械工学奨励賞を頂き大変嬉しく思います。私は,大阪府立工業高等専門学校から編入学してきた身であり,編入生が私も含めて12人もいましたので,主に編入生の仲間と共にしっかりと勉強したことと,周りの皆様のお力添えがあったことにより,今回の賞を受賞できたのだと思います。今回の受賞のように,自分の努力の結果が形となって現れることは,今後も大学院で勉強を続ける上で,自信となり,心の糧とすることができます。
 現在,私は視覚障害者のための誘導システムについて卒業研究を行っています。近年,超高齢化社会が心配される中,交通バリアフリー法による社会基盤整備などが進められ,誰もが住みやすい街づくりが行われています。しかし,まだまだ高齢者や障害者が自由に行動できるところは少なく,特に視覚障害者にとっては,まだまだ安全に歩行することができない場面が見受けられます。その中でも交差点においては,信号の状況を知ることが難しく,交通事故などの危険性にもつながります。そこで私の研究は,視覚障害者が確実に信号と交差点の状況を知ることができ,安心して交差点の横断ができる誘導システムを開発しようというものです。以前から福祉の分野に興味があった私は,卒業研究でもそのような研究ができないものかと思い,英先生,日下先生ならびに末田先生に相談しに行き,快く引き受けていただいたことは,私にとって非常に大きなものとなりました。来年度も大学院に進み,このシステムの実用化を目指してこれからも変わらぬ努力を続けていくつもりです。
 最後になりましたが,卒業研究に関して私の願いを聞き入れて下さった英先生ならびに日下先生,そして直接ご指導していただいている末田先生に心より御礼申し上げます。さらに今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

平成15年度 機械工学奨励賞受賞者からのメッセージ

機械工学奨励賞を受賞して 機械工学科4年 村上敬一

 徳島大学に入学し四年間、学問はもちろんのこと工学に関する創造性の大切さや、仲間との絆の重要さなどを知ることができました。思い返せば、私は入学当時から『勇往邁進』を心に刻み日々頑張ってきました。皆に追いつこうとなるべく欠席することのないよう心掛け勉強をしてきました。
 四年次には、私は材料力学が得意分野であったので、そのことに関する研究に携わることにしました。与えられた研究テーマは、水素マイクロプリント法というものでした。これは、金属材料に及ぼす水素の影響を調べるため、水素マイクロプリント法により引張変形時に試料表面から放出される水素を可視化し、どのように分布しているか評価を行うものです。研究をしていく中で、何度も失敗をしてきましたが、落ち込まずになぜそうなったのかを追求し、自分なりに改善策を打ち出し今後の方針に生かしてきました。しかし、それでも壁にぶつかった時があり、そこで力を貸してくれたのは、先生や先輩方また同学年の研究生の方々でした。この賞を受賞できたのは、自分の力だけでなく、今まで私のために協力してくれた皆さんにより得たものであると実感しています。
 この四年間は、とても充実した生活を送ることができ、たくさんの貴重な体験をさせていただきました。多くの面で自己成長ができたと思います。ここで学んできたことは、将来必ず役に立つと思っています。
 卒業後は、社会の一員となりますが、これからも周囲の人々と支え合いながら、目標達成のために、何事にも妥協せず、納得するまで地道に取り組んでいきたいと思います。
 この度は、機械工学奨励賞をいただき、本当にありがとうございました。

平成15年度 機械工学奨励賞受賞者からのメッセージ

受賞の喜びと今後の抱負 機械工学科夜間主4年
                        井上弘志

 この度、機械工学奨励賞を受賞できることとなり、大変うれしく思っております。
 この4年間は、特に勉強を頑張りました。講義はなるべく欠席することのないように、また、講義の前後の予習復習を行う、受講できる講義はなるべく受講するように心掛けました。機械に興味があったため、比較的頭に入りやすかったように思います。しかし、努力は大切で忘れないように講義のあった日にその講義のまとめを行い、一週間後にもう一度見直すという風に行いました。自分が興味を持ったものは身に付きやすいことを実感し、日々の生活の中で常に疑問を持ち、いろいろなことを考え興味を持っていくことが大切であると感じました。また、ノートの取り方にしても、黒板に書かれたもの写すだけでなく、よく話を聞き自分が重要だと思ったことはどんどんメモするようにしていきました。自分が努力したことが形となってあらわれることで、より一層頑張ろうという意欲がわいてきます。今回の受賞が、今後生活していくうえで非常に励みになると思います。
 4年間の大学生活を振り返ってみると、悔いの残る点もいろいろありますが、今後は、いろいろなことに挑戦し、もっと多くの知識や経験を身に付けたいと思います。具体的には、自分の能力を評価してもらうためには、もっと積極的に発言していくことが必要であると思います。そのために、自分をアピールできるプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を身に付けるために努力していきたいと思います。また、日頃から常にいろいろなことを考え、自分の考えを想像したりまとめたりして、それを明確に伝えられるように努力し、自分を高めていけるように頑張っていきたいと思います。

平成15年度 日本軽金属学会中国四国支部奨励賞受賞者からのメッセージ

軽金属学会中国四国支部奨励賞受賞にあたって
           機械工学科4年 和田哲也

 この度は軽金属学会中国四国支部奨励賞を頂き、非常に光栄に思います。受賞にあたり私が行っている研究について述べさせていただきたいと思います。
 私の所属している研究室では従来から、アルミニウム単結晶や層状結晶を育成して、その試験片に圧延変形や引張変形を与えてから焼鈍し、再結晶させる研究を行っています。私の研究テーマは、傾角粒界を有するアルミニウム双結晶の引張変形と再結晶です。
 研究にあたっては、まずブリッジマン法を用いてアルミニウム単結晶を育成しました。次に、単結晶中に予め設定しておいた種部を所定の方位に曲げることにより方位制御を行い、再びブリッジマン法を行って双結晶を得ました。双結晶から作製した引張試験片に引張ひずみを与え、表面のすべりの様相や方位変化をSEM/ECP法およびSEM/EBSP法を用いて精密に解析しました。その後、焼鈍を行い、再結晶粒を形成させ、SEMを用いて再結晶粒の方位を調べています。
 今年度から再開したテーマということもあり双結晶の作製には非常に苦労をしました。しかし、研究室の皆さんの協力のおかげで、双結晶を作製することができて、大変有意義に研究ができたと思います。また、この研究を通して、実験は結果が出るまでの非常にたくさんの努力の積み重ねで成立しているということを知り、非常に勉強になりました。
 研究室に配属された当初は全く何もわからずに、失敗することも多々あり先輩方に大変な迷惑を掛けました。しかし、岡田先生の熱心なゼミや先輩方の手助けのおかげで、少しずつ研究に対する理解を深めることができました。まだまだ自分には足りないものはたくさんありますが、大学院に進んだ後もこの賞を励みにアルミニウムに関する研究を続けていきたいと思います。